オカルト大学スピリチュアル学部

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【ギリシア神話】ゼウス、ポセイドンを語るならハーデースを忘れるな

前回と前々回で最高神「ゼウス」と海神「ポセイドン」を紹介しました。どちらも凶暴で女好き、そして何より強大な力を持ち、他の神や人々から恐れられてきました。

 (ゼウスとポセイドンについては↓の記事も読んでみてください!)

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そんなゼウスやポセイドンを語るうえで、忘れてはいけない神がもう一人います。それが「冥府の神」と称される「ハーデース(ハデス)」です。

 

彼は強大な力を持ったゼウスやポセイドンにも引けを取らない力を持っていたとされ、映画やSF作品の中にも描かれることの多い神でもあります。

 

そんなハデスですが、どうしようもない女好きだったゼウスやポセイドンとは違い、恋愛に関しては初心で奥手というとてもかわいらし一面もありました。また、その生い立ちにはやや不遇な点があり、強大な力を持っているにもかかわらず同情できる面もあるんです。

 

今回はそんなハデスに関しての逸話や生い立ちなどを紹介していきます。

 

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冥界を支配する「冥府の神」

ハデスは、冥界を支配する「冥府の神」とも呼ばれていますが、地上には姿を見せず地下に住んでいるため「豊穣の神」と呼ばれることもあります。ゼウスやポセイドンのようにオリュンポスに姿を見せることもないため、「オリュンポス十二神」には数えられていません。(諸説あり)

 

そんな冥界の神であるハデスは、その名の通り死者を使役する能力を持ちます。ハデスのメインの武器は「隠れ兜」というもので、これは被ると周りから見えなくなるというものです。(ドラ○もんでみたことがありますね)

ゼウスやポセイドンが攻撃力の高い武器や能力を持つのに対し、ハデスの武器は専ら「サポートタイプ」といったところでしょう。

この隠れ兜は、その他の神や英雄などに貸して使うこともあり、有名な英雄「ペルセウス」も「怪人メドゥーサ」との戦いの際にこの兜を使用して戦いに勝利したとされています。

 

またハデスは隠れ兜のほかにも二股の槍も使用しており、防御力だけでなく攻撃力も高く、死者を操る能力と合わせて「最恐の神」とも呼ばれています。

 

ハデスの少し悲しい生い立ち

ハデスは、「巨神族クロノス」と「大地の女神レア」との子であり、元々はゼウスとポセイドンの兄として生まれました。しかし、父クロノスは自らの子に力を奪われるのを恐れ、生まれた直後に子供たちを食べてしまうのです。

 

しかし、母レアはどうにかしてゼウスだけを守り抜きました。そして後に成長したゼウスは、兄のハデスとポセイドンを助け出します。

 

そうして助け出されたハデスとポセイドンでしたが、助け出された順番によって、ハデスはゼウスとポセイドンの弟ということになってしまったのです。それもあってか、やはり兄たちとともにオリュンポスで活躍するということはあまりなく、冥界の支配者として地下で生活をすることになります。

 

冷酷な性格だが恋には奥手?

冥界を支配し、死者を操る能力を持つ冷酷で残虐な神。そんなハデスですが、意外にも恋愛に関しては奥手で初心な一面もある純粋な心の持ち主なのです。ゼウスやポセイドンが女たらしでだらしないことを考えるとはるかに常識人な印象がありますね。

 

ハデスは、ゼウスと「豊穣神デルメル」の娘「ペルセポネ」に恋をします。兄であるゼウスの娘なのでハデスにとっては姪っ子にあたりますね。

 

デルメルに何とかしてアプローチをしたいハデスですが、ゼウスやポセイドンと違ってなかなか思い切った策に出ることができません。彼女の気を引くことができず困っていたとき、ハデスはゼウスに直接結婚の申し込みをしたところ、なんとゼウスはデルメルにもペルセポネにも確認せず結婚を許可してしまうのです。

 

ハデスの恋は成就…とは言えない?!

そうしてゼウスから許可をもらったハデスはペルセポネを地下の冥界に連れていくのですが、当然ペルセポネは突然冥界に連れていかれて困惑します。地上に帰りたいと泣き叫ぶペルセポネに、ハデスは優しく接して求婚しますが、ペルセポネは受け入れてくれません。ハデスもなかなか強引にいくこともできず、困惑してしまいます。

 

一連の騒動を知った母デルメルは、ゼウスに説明を求めたところ、ゼウスは「ハデスはペルセポネの結婚相手にぴったりだ」というだけの無責任なものでした。そしてこれに激怒した豊穣神デルメルは、自身の能力を使って世界中に大飢饉を起こしてしまいます。

 

ハデスはこれにさらに落ち込みますが、「最後に一緒に食事をしてほしい」と懇願をします。結婚こそ断っていたものの、ハデスの優しい一面もわかっていたペルセポネは、最後に食事だけすることにしました。

 

そこでペルセポネは冥界の果物である「ザクロ」を口にするのですが、なんとザクロには「口にしたものは冥界で過ごさなければならない」という掟があり、差し出された12粒のうち4粒を口にしたペルセポネは1年のうち4か月を冥界で過ごすことになります。

 

結局、ペルセポネはハデスと結婚することになるのですが、このように騙された形での結婚だったので終始ハデスに心を開くことはなく、とても寂しい結婚生活となってしまいます。

 

実力者にもかかわらず不遇な運命をたどった神

このように、実力のある能力者だったハデスですが、生い立ちや一部周りの人に振り回されたことも含め、不遇な人生だったといえます。

今回はハデスの誕生から結婚までを紹介しましたが、まだまだ語り足りないのでハデスに関してはもう少し紹介する記事を書こうと思います。

 

 

毎日更新が3日続きましたが、どこまで続くのでしょうか。

お楽しみに。